筋力UPで健康への第一歩を!
カラダ 2021/04/30 1987 views
健康的な身体づくりに筋トレが必要とよく言われますが、なぜだろう、と思ったことはありませんか?また、「筋トレは身体を鍛えたい人がするものじゃないの?」と思っていませんか?筋トレに関する基本的なことを、kenko ISLAND57号で誌面の監修をしていただいたパーソナルトレーナーの大城玲奈さんに教えてもらいました。
大城玲奈(おおしろれいな)さん
NSCA認定のパーソナルトレーナー。小さい頃から身体を動かすことが大好きで、学生時代は水泳部に所属し、県内外の多くの大会に出場。現在は運動施設に勤務しながら、フリーのパーソナルトレーナーとしても活躍中!
どうして筋トレをした方がいいの?
そもそも私たちの身体は筋肉がなければ動かすことができません。立つ、歩く、座るなど基本的な動作も筋肉があってこそ。日常生活のあらゆる動作に欠かせないのが筋肉なのです。それでは、筋肉はすでにあるのになぜ筋トレが必要なのでしょうか?
「実は、筋肉量が発達するのは20歳頃までがピークで、年齢を重ねるとともに筋肉量は徐々に減ってしまうんです。筋肉は日常の動作以外にも、血管や臓器を覆って保護してくれるほか、体温維持や呼吸、心臓を動かすといった人が生きていくために必要最低限のエネルギーである『基礎代謝』にも大きく関わってきます。だからこそ、筋トレで筋肉量を増やす・維持することが大事なんです」。
筋トレで大切なのは、“正しいフォーム”と“継続力”
57号では、4つの筋トレメニューを紹介。中でも下半身を鍛えられる「サイドランジ」は、これから筋トレを始めるという人に特におすすめです。
「下半身の筋肉は大きいので、初めて筋トレをするという人も筋力がついたという実感が得やすいです。また、筋トレをする時に心がけてほしいのが、正しいフォームで行うこと。間違っていると、その筋トレで得られる効果が薄れてしまったり、怪我の原因になることも。実際に行う時に、身体のどの部分に効いているのかを意識すると分かりやすいと思います」。
気になる頻度ですが、大城さんによると、初心者は無理をせず週2〜3日程度が良いとのこと。その際、鍛えた部分の筋肉は大きくなり、再構築されるので、筋トレを行うのは2〜3日ほど休みを設けて行うと効果的だと言います。
筋肉をつけたいなら、栄養バランスのいい食事も大事!
筋力UPには、栄養バランスを考えて食事をとることがとても大切です。筋肉をつくる栄養素であるたんぱく質をはじめ、骨をつくるカルシウムやマグネシウム、免疫機能が強化されるビタミンCなど、どれも筋肉をつけるには大切なものです。
「私の場合は、朝食をたっぷり食べるようにしています。1日を始めるスイッチにもなるし、やる気も出てくるんです。毎日続けられるように、メニューはおにぎりに納豆、卵焼きに味噌汁など、簡単なものにしています」。
また、筋トレをする時も、空腹状態で行うと力が出にくいため良くないと言います。ゆでたまごやおにぎりなど、手軽なもので少しでもエネルギーを摂取してから行う方が良いとのこと。
「筋トレは自分との勝負。継続して行うことが重要です。慣れない間は辛いけれど、習慣になったらやらない方がモヤモヤしてくると思います(笑)。無理せずに頑張りましょう!」
kenko ISLANDのYouTubeチャンネルでは、誌面で紹介した筋トレメニューを更に分かりやすく動画で紹介しています。ぜひご覧ください。