これでもう大丈夫!歯のケアのコツ
カラダ 2023/09/07 588 views
突然ですが、みなさんは「歯のケアを毎日しっかりできている!」と自信をもって言えますか?歯磨きをすると、口の中がすっきりして気分もいいですよね。毎日の歯磨きやフロスなどのケアは、地道にコツコツ・・・が大切。とはいえ、せっかく磨くのだから磨き残しは避けたいところです。
そこで、歯を一段ときれいに磨くためのちょっとしたコツや、歯のケアで知っておきたい知識を、クイズに答えながら身に付けましょう!
Q1:歯磨きの際、歯にブラシをあてる強さはどれくらいがベスト?
①ブラシの先が曲がるくらい歯にぎゅっと押しあてる
②ブラシの先が曲がらない程度に、優しくあてる
正解は、
②「ブラシの先が曲がらない程度に、優しくあてる」です。
ブラシをあてる時は、ソフトタッチが基本。ブラシの先が曲がるほど強い力で歯にあたって磨いてしまうと、歯の表面や歯茎を傷つけてしまうのでご注意を。歯茎が傷つくと、歯周病などの原因にもなります。
歯を磨く時は、1本ずつ磨くイメージでゆっくりとていねいに。徐々に隣の歯へスライドしていきましょう。
下記の動画では歯磨きのコツを紹介しています。
ぜひチェックを!
「正しいハブラシの使い方」/Youtube チャンネル Club Sunstar
Q2:うがいをするときの水の適量は?
①口いっぱいに含むくらい
②大さじ2杯くらい
正解は、
②「大さじ2杯くらい」です。
口いっぱいに水を含む方が、たくさんの水で汚れを洗い流せるイメージがあるかもしれません。ですが、実は少なめでOK。水を少なめに口に含み、ブクブクとしっかりゆすぐことで口の中で水流を起こし、細かな汚れを流し出しやすくします。十分に汚れを洗い流せたら口の中もすっきりするはず。ぜひ試してみてくださいね。
Q3:歯ブラシは数本持ちが良いってほんと?
①○
②×
正解は①「○」
歯ブラシは1本だけだとNGというわけではありませんが、時と場合によって、またライフスタイルに合わせて使い分けるのがおすすめです。
そもそも歯ブラシは、ヘッドが薄く、小さいタイプの方が口の中で小回りが効くためきれいに磨きやすいとされています。歯ブラシだけでは落とせない歯と歯の隙間の汚れは、歯間ブラシやフロスを使うのが効果的。理想は、朝昼夜の毎回の食事の後に歯磨きとフロスなどのケアをしたいところです。ですが、3回ともこの方法をとるのは難しい!ということもあるかもしれません。
例えば、小さいタイプの歯ブラシが苦手だったり、忙しい朝は大きめのブラシでさっと磨きたい!という人は、日中は使い慣れたブラシを使用し、夜寝る前は小さいタイプの歯ブラシでていねいに磨き、フロスも併用するという方法も一つ。
できることを習慣にして毎日続けていくことが大事です。
ちなみに、買い替えのタイミングは目安として1ヶ月。
毛先が開いてきたと感じたらすぐに取り替えましょう!
Q4:次のうち、歯にいい行動はどれ?
もしおやつを食べるなら、
①15時など決まった時間帯に食べる
②少量であれば、いつ食べてもO K
正解は①おやつを食べるなら「15時など決まった時間帯に食べる」です。
例えば飴玉やグミなど、少量だからといって、ちょこちょこと食べてしまうのは、口の中の虫歯菌に常にエサを与えているようなもの。それでは虫歯になりやすくなってしまいます。
口の中には、食事をしたあと、時間をかけて歯を修復する力が備わっています。しかし、“ちょこちょこ食べ”をすると、歯を修復するタイミングがなくなってしまい、虫歯のリスクが上がってしまうのです。なので、おやつを食べる場合は、「時間を決めて」を合言葉にしましょう。
ジュースなどの甘い飲み物も同様なので気をつけて。
Q5:歯の汚れを100%落とすには歯磨きにどれくらいの時間が必要?
①3分
②15分
③そもそも100%汚れは落とせない
正解は「③そもそも100%汚れは落とせない」。
もちろん、正しい方法で時間をかけて磨くことで汚れの大部分を落とすことができます。ですが、歯の汚れを100%落とすのは、歯科医や歯科衛生士など歯のケアのプロでも難しいとされているのです。
そのため、100%に近づけるための日々の取り組みが大切。歯磨きにフロスや歯間ブラシなどのケアをプラスするほか、定期的に歯科受診し虫歯チェックや歯のクリーニングをしてもらいましょう。
Q6:ホワイトニングで歯を白くすれば、ずっと維持できる?
①○
②×
→正解は②「×」です。
ここ数年、歯を白くきれいに見せるホワイトニングが人気ですが、ホワイトニングは一度施術したらその白さが一生続くというものではありません。ホワイトニングは方法や使用する薬剤によって効果の差があります。
ホワイトニングは種類がいくつかあります。歯科医で行うオフィスホワイトニングは、即効性があるのが特徴。ホームホワイトニングは、歯科医でマウスピースを作ってもらい、自宅で自分でマウスピースに薬剤を塗布し装着します。デュアルは、この二つを併用するため、即効性も持続性も優れているという特徴があります。また、表の一番下「セルフ」はセルフホワイトニングのことで、サロンに直接足を運び、スタッフの説明のもと、自分でホワイトニングの薬剤を塗布します。値段が比較的安いのが特徴です。
ホワイトニングをしてみたい!という人は、歯科医や歯科衛生士など歯科の知識をもったスタッフがいるお店がおすすめ。口の中の状況を把握しながら施術してもらえるので安心です。それ以外のサロンを利用する場合でも、個人で定期的に歯科医へ受診していればOK。何かあればすぐに相談できるかかりつけの歯科医を持っていることが大切です。
監修:宇榮原 雪乃さん
歯科衛生士であり、嘉手納町にある「おくちの相談室 ここゆい」の店主。口腔ケア用品を販売する他、自分にあった歯ブラシを選ぶ歯ブラシコーディネート、子どものお口に関する相談対応など、県民のデンタルIQアップを目標に日々情報を発信している。