怪我の経験をバネに。琉球ゴールデンキングス #18脇真大選手インタビュー



沖縄県沖縄市をホームタウンとするプロバスケットボールチーム、琉球ゴールデンキングスの注目選手の1人、脇真大選手。kenko ISLAND最新号では、今シーズン活躍が期待される脇選手に「疲れ」をテーマに話を伺いました。ここでは、誌面では書ききれなかった内容を紹介します。

脇真大選手のプロフィール

わき まさひろ/熊本県出身、2002年生まれ。白鴎大学時代の2023年に出場した第75回全日本大学バスケットボール選手権大会ではエースとしてチームを優勝に導き、大会得点王と最優秀選手賞を受賞。身長193cmと恵まれた体格を活かしたディフェンスやアタック力が持ち味。

精神的にも辛かった怪我と向き合う時期

琉球ゴールデンキングスに入団した咋シーズンは、肩関節脱臼の怪我をしてしまったことでプレーができなくなってしまい悔しい思いをしたという脇選手。
「普段は失敗を引きずったり精神的に疲れたりすることはあまりないのですが、肩の怪我をした時はさすがに精神的に参ってしまいました。コートに立ちたいという気持ちが強かったので、どうして怪我をしてしまったんだと自分の身体に対して怒りも覚えました。でも、それを乗り越えられたのは、メンバーや周囲の人たちが声をかけてくれたり、怪我から復活するのをそばで見守っていてくれたからだと思います」。
 怪我をしてから悶々と過ごす時期はあったものの、周りのサポートがあったことで徐々に気持ちを切り替えることができたという脇選手。怪我の手術を受けることを決意し、来シーズンに活躍できるよう治療に専念しようと考えたことで、徐々に怪我への向き合い方にも変化が現れたといいます。
「時間はかかりましたが、起きてしまったことはもう変えられない。くよくよしていたって意味がないから、今自分にできることを探すようになったんです。コートの外から声援を送ることやメンバーのサポートに徹することで、だんだん自分の中でも気持ちの整理ができてきたんだと思います」

怪我をしない身体づくりと疲労のケア

2024-25年シーズンの開幕に向け、リハビリや身体づくりに徹してきた脇選手。怪我を経験してからは、これまで以上に身体のケアを心がけているそう。
「毎日練習がスタートする1時間半くらい前には練習場に入って、ストレッチや怪我を予防する肩のトレーニングをして十分に身体を温めることから始めます。練習後は身体をクールダウンして、長くお風呂に浸かるように。ありがたいことに、沖縄アリーナは施設が充実しているので、トレーナーさんに疲労が溜まった部位を中心に超音波や電気を使ったケアをしてもらっています。その日の疲れを翌日に持ち越さないように気をつけていますね」
身体のケアだけでなく食事のとり方も以前や大学時代と比べて変わってきているといいます。
「体重が落ちてしまうと、試合中にスタミナ切れをおこしたり、パフォーマンスの低下につながりますし、バスケットは相手選手とのコンタクトがある激しいスポーツなので、それが怪我の要因になってしまうこともあります。そのため、特にご飯の量は最低でも1日5合は食べるようにしています。やはり、大学時代とプロ選手とでは身体つきが全く異なりますし、その分試合中に身体が当たった時のダメージも大きいんです。僕は大学時代は細身な方だったので、プロになってからはプロテインを積極的にとり、たんぱく質が不足しないように気をつけています」


オンとオフの切り替えも大切に

練習や試合では良いプレーができるように肉体も頭もとにかくフルに使います。その分、オフの時間はお風呂で身体を癒したり、映画やテレビを見たりと家でゆっくり過ごすことが多いという脇選手。
「家では特に何かを考えるということはせず、決まったルーティンなどがあるわけでもないので、ただただゆっくりとくつろいだり、今やりたいことをして過ごしています。バスケのことを考えない時間ももちろんあります。やる時、やらない時のメリハリをつけることで、身体や心にかかる負担も減るんじゃないかなと思います」。

失敗を恐れず、常に今に集中

これまで数々の大場面でチームの勝利に貢献してきた脇選手ですが、今は失敗を恐れることや試合でプレッシャーに感じることはあまりないといいます。
「大学時代もそうですが、プレッシャーを受けることはこれまでたくさんありました。でも、それをマイナスに受け取ることはないですね。大きなプレッシャーをどれだけ自分が楽しめるかというのが大事。沖縄アリーナの客席を埋め尽くすほどのたくさんのファンの皆さんに囲まれた中でプレーができるって、ありがたいことじゃないですか。スポーツは結果が全てなので、それが求められているという重みはありますが、まずは自分が一番バスケットを楽しむことを大切にしています。そして大事な部分でしっかり役目を果たせるような選手に成長していきたいと思っています。ぜひ、応援よろしくお願いします!」

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健診結果の“要経過観察”はどう対処するべき?

健康診断の結果が記されている結果表は、自身の健康状態の通知表とも言えるもの。その表記の中で具体的に何をすれば良いのかイマイチ分からないという声が多いのが「要経過観察」です。
そんな「要経過観察」とは一体どういう意味を表しているのか、また、健診結果表を見るときに注目するべきポイントについて紹介します。(監修:一般財団法人 沖縄県健康づくり財団

「要経過観察」は現状維持でいい?

数値が高いにも関わらず、「経過観察」と言われると、何か改善しなくてもいいの?と不安になってしまう人も中にはいるかも知れません。
そもそも、健康診断における経過観察とは、「現時点では積極的な治療や精密な検査は必要ない状態」という意味。ですが、定期的に健康状態の変化を確認したり、検査を行った方が良いというイメージを持ちましょう。
だいたい半年後に医療機関で検査を受けるか、1年後の健康診断で数値の変化を確認することをおすすめします。その間、食事や生活習慣を改善し、次回の健診で「要治療」と判定されないよう気をつけたいものです。

相談はかかりつけ医や地域の保健センターへ

健康診断の結果について相談したい場合は、地域の医療機関やかかりつけ医に健診結果を持参して相談するのが適切です。かかりつけ医であれば、カルテにこれまでの治療情報が載っているので、より的確なアドバイスをもらうことができます。また、必要に応じて専門医を紹介してもらえます。
また、所属する保険組合や協会、市町村によっては、健康診断結果をもとに健康相談を実施しているところもあるので確認してみましょう。どこに相談したらよいか分からない人は、市町村の健康増進課や市民健康課などへ相談してみるのも良いかも知れません。

健診結果は、数年分の比較も重要

健診結果は、単年で見るのではなく、過去のものも取っておいて、経年で数値がどう変化しているかを見るのも大切です。同じ医療機関で健診を受けている場合は過去2〜3年のデータが載っているので併せて確認するようにしましょう。もし、昨年よりも数値が改善していれば、生活習慣などの見直しの成果かもしれませんし、正常範囲内ではあっても少しずつ数値が悪くなっているのであれば、食生活や生活スタイルの中に何か原因があるのかもしれません。
また、「総合評価」の判定や所見のある項目のコメントにも目を通しましょう。


例)
・「軽度異常、要経過観察」
の項目数が昨年と比べて増えていないか確認する。加えて、生活習慣改善のアドバイスが記載されている場合もあるので、そのことを参考に実践してみる。

・「要医療(要治療または要精査)」の項目がある場合は、症状がなくても病院を受診する。


健康診断は、受けて終わりではなく、その結果から行動に移すことが大事です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

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監修       (一財)沖縄県健康づくり財団
健康診断の実施のほか、利用者の運動サポートや生活改善のアドバイスを行い、県民の健康になる習慣づくりをサポートしている。

沖縄県南風原町宮平212 https://www.ganjuu.or.jp/facility/antiaging/

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