開幕までいよいよ1年を切った「東京2020オリンピック」。注目スポーツの一つ、ボルダリングは今、巷でも話題です。大きな壁一面に散りばめられた色とりどりのホールド(突起物)を、手で捉え、足をかけ、最上部にあるゴールを目指して登る・・・一見シンプルなスポーツに思えますが、使用するホールドを制限したり、壁の傾斜をきつくしたり、小さな力で大きく前進する体の動かし方を習得したり(頭ではわかっていても、体の動きをマスターするまで時間がかかるそう)、そこには奥深い魅力があり、ハマる人が増えているようです。
ボルダリングには、専用のシューズや滑り止め用のチョークなどが必要ですが、多くのジムはレンタルを行っているので、手ぶらで楽しめるのも魅力の一つ。また、6歳から参加可能なジムもあるそうで、幅広い年齢層の方が楽しめるのも人気の理由なのです。
大学生4人が挑戦!
今回、そんなボルダリングに挑戦してくれたのは県内の大学に通う男女4人。宜野湾市にあるロッククライミングジム「コルピキ」に集合し、まずは準備運動から始めます。体格の良い山口さん、溝口さん、前原さんら男性陣は慣れた感じでストレッチ。聞けば、運動系の部活に所属していて、日々身体を鍛えているとのこと。お!これは期待できそうです。紅一点、高橋さんは以前にボルダリングを経験したことがあり、この日は久しぶりに登るということで、何とも頼もしい4人です。
簡単なようで難しい、ボルダリングの魅力
準備運動を終えると、「じゃあまずは好きに登ってみよう」とコルピキの池原さん。体力に自信のある男性陣は臆することなく壁に挑み、数回登るうちに最上部に手が届きました。意外と簡単かも?という表情の彼ら。しばらくすると、ホールドの色を指定し、体の動きを指導する池原さん。するとびっくり!急に動きが止まってしまいました。「手はこっちにかけて、足はここに持ってきて・・・ん?どうなってるんだ?」とプチパニック。様々な制約の中で、体の動かし方を考えながら登ると一気に難易度が上がるようです。しかし、しばらくのぼるうちにコツを掴み、競技として登るボルダリングの魅力にはまり始めたようでした。(その間、経験者の高橋さんは己の目標に向かって黙々と登っていました。かっこいい!このジムには女性も多く通うそうですよ)
ジムにはほかにトレーニング用のバランスボールやつり輪等があり、気になる部分を鍛えることもできます。ボルダリングは、安全を考慮し1つの壁に基本的に1人しか登れないため、待ち時間にこれらの道具を使ってサクッとトレーニングする人も多いようです。
1時間の体験を終え、爽やかな汗を流した4人。「想像以上に頭を使うところがとても面白いですね」「いつものトレーニングとは違う筋肉を使ってヘロヘロ。でも楽しかったです!」「もう少し練習してもいいですか?」と充実した時間を過ごせたよう。
「健康維持やレクリエーション感覚でやってみても良いと思いますよ」と池原さん。
自分には無理かな・・と思う前にまずは挑戦!自分のペースで楽しんでみてくださいね。
協力:Rock Claiming Gym KORUPIKI(コルピキ)
HP:https://www.korupiki.com/