免許証で臓器提供の意思表示

9月も中旬になり、太陽の強い日差しは相変わらずですが、爽やかな風や朝夕の涼しさなど、過ごしやすい季節になりました。天気のいい日のお出かけも気持ちがいいので、ドライブに出かける方も多いのでは?その時に、ちょっと運転免許証を見てみてください。実は、臓器提供に関することが書かれているんです。

意思表示はすぐにできること

運転免許証は多くの人が持っているものですが、それで臓器提供の意思表示ができることを知っている人は意外と少ないもの。免許の更新で、裏面を何気なく眺めていて「こんなことが書かれていたんだ…」と気づく人もいるかもしれません。
臓器提供は、まずは意思表示をすることがその第一歩。その選択は、臓器提供を「する」でも「しない」でも、どちらでもいいんです。
免許証のほかに、身近な健康保険証やマイナンバーカードにも同様の質問があるので、こうしたカードでももちろん意思表示は可能です。

3つの質問のいずれか一つに○をつけるだけで意思表示

意思表示に関する質問はぜんぶで以下の3つだけ。

1. 私は、脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植のために臓器を提供します。
2. 私は、心臓が停止した死後に限り、移植のために臓器を提供します。
3. 私は、臓器を提供しません。
《1又は2を選んだ方で、提供したくない臓器があれば、×をつけてください》
【心臓・肺・肝臓・腎(じん)臓・膵(すい)臓・小腸・眼球】

1番と2番は似ているようですが、脳死と、心臓が停止した場合でそれぞれ提供できる臓器に違いがあるなど異なっているため、それぞれの選択肢があります。
わかりやすい説明は、日本臓器移植ネットワークのHPにあるので確認してみてください。

https://www.jotnw.or.jp/faq/detail.php?id=17

丸をつけるだけで簡単にできる意思表示ですが、その前にまずは家族で話し合う機会をぜひ持ってください。臓器提供をすることは、人生に関わる大きなこと。家族や大切な人と臓器提供についてきちんと話してあれば、死に直面したときにお互いの意思を尊重した行動につながります。免許証や保険証など、身近なものをきっかけに話す機会が持てるといいですね。

Kenko island56号「グリーンリボン物語」より

●グリーンリボン沖縄公式SNS
Instagram @gr_okinawa.official
Facebook @transplanetOKINAWA 

今こそ始めたい!「健康経営」 職場の健康力アップを目指す県内企業・事業所を大募集!50社限定で無料支援!

 コロナ禍によって世界中の日常が大きく様変わりした2020年。これからの働き方や、自分や家族の健康などについて、見つめ直す機会を得た人も多いかもしれません。また、企業全体としての健康にも注目が集まり、改めて「健康経営」を意識するようになったという声も多く聞かれます。「健康経営」とは、「社員が心身ともに健康であることが企業力アップに繋がる」という考えのもと、会社がそうした環境を整えていこうというものです。現在、沖縄県と沖縄県保健医療福祉事業団では、健康経営に取り組もうとする企業や事業所をサポートする事業をすすめています。

沖縄の健康経営についての詳しい内容はこちらの記事もご覧ください。

実際、どんなことに取り組むの?

健康経営に興味があるが、何から始めたら良いのか分からない、健康の専門家や講師との繋がりがない、はじめから予算をかけて取り組むことが難しいなどといった企業の悩みを解決すべく、沖縄県が健康経営に取り組みたい企業を無料でサポートする「健康経営推進プログラム」を用意。

プログラムは、各企業の健康課題を抽出し、組織の状況・状態を事務局スタッフがヒアリングしながら実践計画を一緒に練っていくという企業に合わせたオーダーメイド型。

具体的なメニューは、従業員のヘルスリテラシー(適切な健康行動の能力)アップを図る講座やワークショップ、保健師・管理栄養士による健康面の個別面談、社内に講師を招いて行うランチタイムセミナーや味覚講座、オフィスフィットネス、心の健康づくりに取り組むメンタルヘルス対策など様々です。オンラインで受けられるメニューもありとのこと。

「健康経営」が会社の売上UP、社員の幸福度UPに貢献?!

ここで、健康経営推進プログラムを実施した企業の実践例と参加者の声をご紹介。

講座参加者のランチ写真に対して講師から栄養面のアドバイスを受けたり、普段の食事の塩分量を実感してもらう味覚体験、ヘルシーレシピの試食会などを開催。参加者からは、「生活習慣を見直すきっかけとなりました」、「自分でも挑戦してみたい」「お客さんにも食の大切さを伝えたい」などの声が上がっているそうです。

説明会も実施中。お申し込みやお問い合わせ先は?

説明会参加やお申し込み、お問い合わせは、TWPOお問合せフォームから可能です。

お申し込み後の流れは、初回面談を行い、健康課題・ヒアリングをもとに一緒に支援の内容や方向性を検討。その後、所定の審査を経て結果通知、実践支援に入ります。

運営事務局
一般社団法人トータルウエルネスプロジェクト オキナワ
担当 事業統括:菊池 / 事務局長:玉寄 
TEL:098-989-9530 
MAIL:info@twpo.jp

※お申込み・説明会参加・お問合せは、TWPOお問合せフォームから可能です。

社員の健康は会社の財産。これを機に、一歩踏み出してみてはいかがでしょう?

公式マスコット「わお」って?