野菜を食べたい時に行きたいお店3選

栄養 2022/02/10 3536 views

彩り豊かでビタミンやミネラルなどの栄養もたっぷりな野菜。こってりしたものを食べ過ぎた時、疲れた時に食べたくなることはありませんか?今回は、沖縄県内でこだわりの野菜を使った料理が食べられる3つのお店を紹介します。おいしい野菜を食べて、心も身体も元気になりましょう!

※新型コロナウイルスの影響で、開店日や営業時間が変更している場合がございます。最新の情報は各店のHPまたはSNSをご覧ください。

地元の人と作り上げた味 〜カフェこくう〜

 今帰仁村にある「カフェこくう」は、赤瓦の屋根が目を引く古民家風カフェ。開放感のある大きな窓からは、海とやんばるの森を見渡すことができ、落ち着いた空間で食事を楽しむことができます。そんなカフェこくうのおすすめメニューは、9種類の野菜のおかずと汁物、ご飯がセットになった「こくうA」。地元で採れたハンダマやゴーヤー、トマトなど、使われる野菜は季節や日によって変わります。「同じ味だと飽きちゃうので、日々少しずつ味を変えるようにしています」と話すのは、オーナーであり、夫婦ともに料理人の熊谷祐介さんと友紀子さん。毎朝二人でメニューについて話しながら料理を作ります。

「野菜の味をぜひそのまま楽しんでほしい」と、祐介さん。例えば、苦味を抜くために水にさらすか塩もみをすることが一般的なゴーヤーを、あえて苦さを活かすために下処理を行わずに調理をしたり、味にクセのある野菜もそれを無くすのではなく、逆においしさとして感じられるよう調理をするそう。

 移住したばかりの頃は知らない島野菜も多かったという祐介さんですが、地元の人からおいしい食べ方を教えてもらってメニューに取り入れ、アレンジをして今の料理の味になったとのこと。常連のお客さんから愛されるカフェこくうの味は、熊谷夫妻の日々の研究と地元の人が一緒に作り上げたものなのです。

カフェこくう
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村諸志2031-138
TEL:0980-56-1321
営業時間:11:30〜売り切れ次第
定休日:日・月
SNS:〈Instagram〉cafe_koku_okinawa

美味しさの秘訣は土づくりに 〜キタナカガーデン〜

地球にも健康にも配慮した食材をふんだんに取り入れ、健康志向の人からも注目を集める「キタナカガーデン」。EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート(旧コスタビスタ沖縄ホテル&スパ)内のレストランです。3ヶ月に1回のペースでメニューが変わるというランチビュッフェは、発酵のチカラを利用したメニューが特徴。12月〜2月までは、EM(自然界にいる善玉菌が集まったもの)の発酵を活用し、循環型の養殖システムで育てられた「結のエビ」を使用した「結のエビの発酵チリソース」や、EM牛乳を使用した「自社農場で採れた野菜のペンネグラタン」、しゃきしゃきとしたビーツが入った冷製の「ビーツのポタージュ」など、シェフこだわりのメニューが勢揃い。

その中でも、野菜本来のおいしさをそのまま味わえる「冷やし野菜」や、4~5種の野菜が日替わりで提供されるサラダバーはどれも格別。きゅうりは水分たっぷり、プチトマトはフルーティー、にんじんは優しい甘さが感じられます。キタナカガーデンの美味しい野菜を作るためには、土作りが大切なのだそう。レストランで出た食べ残しとEMを混ぜて発酵させ、木のチップと合わせてさらに発酵させた堆肥を土に混ぜることで、安全でおいしい野菜が育つのです。また、「冷やし野菜」のドラゴンフルーツソースやEM発酵味噌、サラダバーの自家製ゴーヤードレッシングや自家製麹トマトドレッシングなど、野菜のおいしさを引き立てるソースや、ドレッシングと一緒に食べるとおいしさもひとしお。手間暇かけて育てられた野菜を堪能できます。

キタナカガーデン
住所:沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1478番地
TEL:098-935-1500
営業時間:(ランチビュッフェ)11:30-15:00
※ラストオーダーは14:30
定休日:無し
HP:https://kurashinohakko.jp/

野菜たっぷりの彩り豊かな定食 〜食堂faidama〜

 食堂faidamaの「ファイダマ」とは、八重山諸島で「食いしん坊」を意味する言葉。那覇市出身の高江洲毅さんと石垣島出身の美沙さんが切り盛りしている食堂です。看板メニューは、前菜、季節の副菜 2〜3 種、ご飯、汁物、主菜が2週間で替わるfaidama定食。華やかな色合いのメニューは、地元のお客さんはもちろん、観光客など多くの人から愛されています。素材の味を大切に、野菜のおいしさが際立つシンプルな味わい が食堂faidamaの自慢。例えば、ゴーヤーの醤油漬けは、醤油や砂糖などを使って味付けをし、生姜をアクセントにゴーヤーの苦味も感じる漬物です。また、サラダのドレッシングにも美らキャロットが使われていたりと、思わぬところにも野菜が使われているのが嬉しい。

 そんな食堂 faidama の野菜は、糸満市喜屋武にて畑仕事をする、毅さんのお父さんが収穫した野菜をメインに、毅さんの叔父さんや、やんばるの農家の野菜などを使用しています。美らキャロットや小禄ナス、クレソン、ピーマン、ゴーヤー、紫キャベツなど、旬の野菜をふんだんに取り入れたfaidama定食は、満足感を感じられる逸品。季節によって変わる野菜を味わえるのも魅力です。また、何種類もの野菜デリが入ったfaidamaわっぱ弁当を始めとしたお弁当も人気。どれも野菜不足を感じた時にぜひ食べて欲しいメニューです。

食堂faidama
住所:沖縄県那覇市松尾2-12-14-1階
TEL:098-953-2616
※お弁当、オードブルは1週間前に予約が必要。
営業時間:11:00〜15:00 (売り切れ仕舞い)
※ラストオーダーは14:00
定休日:月・火・水
HP:https://faidama.com/

公式マスコット「わお」って?