おいしくて、ヘルシー!dechibicaが教えるスパイス簡単活用法♪

栄養 2020/01/17 2773 views

「スパイス」と聞くと、なんとなく辛いイメージがあったり、「料理に使うにはなんだか難しそう・・・」と思っていませんか?
実は、スパイスは辛いもの以外にも沢山の種類があって、料理の味を深めてくれる、家庭料理のお助け役にもなるんです。

誰でも簡単にできるスパイスの活用法を、島野菜料理とカレーが味わえるお店「dechibica(デチビカ)」を営む畠山さんに伺いました。dechibicaは、小麦粉や化学調味料を使わず、厳選したスパイスと新鮮なお野菜で作るカレーが人気のお店です。

「スパイスのことを知れば、もっと料理がおいしくなりますよ!」と話す畠山さんは、ご夫婦揃って大の旅行好き。旅先で出合ったいろいろな国の料理を食べるうちに、スパイスの美味しさに魅了され興味を持ちはじめたのだそう。
国内外から集めたスパイスを使って、ご主人の大好きなカレーをよく作っていたそうで、その時の味が、dechibicaの料理のベースになっています。

そんな、畠山さんが伝授してくれたのは、クミンシードを使いちょっとした一手間で普段のカレーをもっとおいしくする方法。

クミンシードで、普段のカレーをもっとおいしく!

クミンシードは、エスニックな香りが特徴で、どこのスーパーでも手に入るスパイス。

消化促進や整腸作用、食欲増進などの効果があるとされ、カレーのほか、炒め物や煮物、野菜料理など、幅広い料理で活用できる優れものです。
ポイントになるのは、「テンパリング」。油にスパイスや香味野菜の香りを移すことをいい、この一手間で、料理の味わいが深まります。

  1. フライパンに油をひき、クミンシードを入れ熱します。
    ※ここに、ガーリックやおろし生姜(チューブでも可)を一緒に加えるとさらに美味しさUP。
    (比率は、油だいたい大さじ1に対し、クミンシード小さじ1/3程度。適宜調整を。)
  2. 火加減は弱火から中火程度にし、焦げないように注意しつつ、香りが立ってきたらOK。
  3. 通常のカレーを作る要領で野菜を炒め、市販のルーを使ってカレーを作る。

これでいつもと一味違った美味しいカレーの出来上がり♪
ガーリックや生姜などの香味野菜もカレーの味わいを引き立ててくれます。

その他にも、活用法はいろいろ

「クミンは、しょうゆとの相性がいいんです。上記のテンパリングの方法で、肉じゃがを作るのもおすすめですよ」と畠山さん。クミンの香りが肉の臭みを消してくれ、肉や野菜の味、香りを引き立ててくれるのだそう。
その他、クミンシードを粉砕したクミンパウダーを、ポテトサラダに合わせるのも、一味違った美味しさが楽しめるそうです。
また、日によって寒暖差が大きいこの時期は、胃腸が疲れてしまう要因になります。整腸作用のあるクミンなどのスパイスを上手に活用することで、身体のケアにもつながるのは嬉しいですよね。

「スパイスは、香りを引き立ててくれるので調味料をそれほど使わなくても料理をおいしくすることができる、ヘルシーな食材でもあるんです。健康をケアしながら、食事を楽しんでほしいですね」と素敵な笑顔で話してくれました。

dechibica(デチビカ)

住所読谷村古堅648-1
TEL098-957-0111
営業時間11:00〜L.O. 15:00
定休日日曜・祝日
facebook@dechibica
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